Protection Airbag System 3.0は、展開時に装着者の頭や首、胸を保護する3D形状のアバランチエアバッグシステムです。視認性を高める鮮明な色が特徴的で、機械的外傷からも身体を保護します。この新しいシステムは安全で使いやすく、以前のモデルに比べ軽量かつ小型。
Protection 3.0シリーズに対応するすべてのバックパックに取り付け可能です。

完全な保護 - トラウマプロテクション

国や季節により異なりますが、約20％程度の犠牲者は機械的な傷害に起因しています。Mammut®は、機械的は傷害から身を守るエアバッグシステムを製造する類い稀なメーカーです。緊急時には、プロテクションエアバッグシステムが頭、首、および胸の領域を守り、埋没するリスクを軽減し、そして心的外傷（トラウマ）からあなたを守ります。

Airbag Ballon 3.0

エアバッグ本体はアバランチエアバッグのまさに浮力装置であり、埋没の深さを減らしたり、完全に埋没することを防ぎます。 本体は雪崩のパワー、木、枝、石などとの衝突のリスクにさらされているため、極めて高い堅牢性が求められると同時にバックパックに極力小さく、軽く収まる必要があります。
そのためマムートは自動車産業のエアバッグ技術を使って革新的なエアバッグを開発しました。部分的に埋没している犠牲者を救助する時にエアバッグは重要な手がかりになるため、エアバッグ本体のを明るいネオンオレンジにし、視界の悪い場所での視認性をもたらします。

アバランチエアバッグの機能

雪崩に巻き込まれた場合、エアバッグが雪崩に埋もれるリスクを軽減します。 しかし、雪の量や密度、地形により状況がおおきく異なり生存の保証をすることはできません。 Barryvox®、プローブ、シャベル、ファーストエイドキットとならんで、アバランチエアバッグはすべてのスキーツアラー、フリーライダーのセーフティギアのスタンダードギアです。リスクマネジメントとセーフティギアの適切な扱い方法を身体にで覚えておくことが不可欠です。

アバランチエアバッグは、物理学でのいわゆる”ソーティング効果”を活用します。これは、例えば雪などの等しく動く粒子では、より小さい粒子は底部に溜まり、大きな粒子はより表面に浮上しようとする動きです。アバランチエアバッグはあなたの体積を増やしこの効果を著しく高めます。その結果埋没するリスクを軽減し、自ら抜け出したり、また救援側から迅速な位置確認をできるようにします。

エアバッグボリューム: 150 l
膨張時間: 3 sec
対応気温: -30° + 40° C

雪崩エアバッグの有効性

カナダの雪崩研究者Pascal Haegeliによる科学的研究によると、アバランチエアバッグが、死亡率を約50％減らすことができます。

この調査は、カナダ、米国、スイス、フランス、ノルウェー、スロバキアからの雪崩事故に関する報告書に基づいています。
それは深刻な事故があった場合（雪崩にのまれ巻き込まれる）と被害者が実際に埋没した事故（雪崩レベル2以上）に基づき、さらにエアバッグ着用者および非着用者で分析されています。

研究結果

この研究結果は、死亡する確率を約50％減らすことができることを証明しています。

エアバッグ展開の失敗

さらなる調査では、約20％の状況ではエアバッグを膨らませることができなかったことが分かりました。ほとんどの場合、着用者がデプロイメントハンドルを引くことが出来なかったためエアバッグを展開できなかったのです。 対照的に、山岳ガイドなどのプロたちのあいだでは非膨張率は低かったのです。これは事前のトレーニングが実際に雪崩に遭遇したときの確実な対応を可能にしているためで、事前にエアバッグの使用方法を身体で覚えることが重要です。

出典: BergundSteigen 03/2014 原著論文: Haegeli, P, et al. „The effectiveness of avalanche airbags. Resuscitation.“ 誌名: Snow Science, 2014, Vol 33 (No 1.): 9-11.

快適な背負い心地のProtection Airbag

Airbagの開発において最もこだわったのが、ショルダーストラップとヒップベルトの構造です。ショルダーストラップの厚みと幅を大幅にカットすることで、かさばり感を軽減。体の自然な形に合わせてよりソフトにフィットします。身体から近い位置に無理なく固定されたバックパックの荷重は極めて効果的に分配されるため、スキーやスノーボードを背負った登山時にも、他のアルパインバックパックに劣らない快適性を発揮します。

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