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アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山連続登頂を新記録樹立となるスピードで走破したニコラス・ホヤックとアドリアン・ズルブルグが、登山における時間(タイム)とその限界について語ります。



ファスト・マウンテニアリングのスペシャリストの二人から、私たちは「時間」について何を学ぶことができるでしょうか。

氷河地帯や狭い岩稜帯、険しい山肌を越えてスピード記録を追い求める者たち。彼らは皆、「タイム=パフォーマンス」と考えているように見えるかもしれません。しかし、スイスのアルピニスト、ニコラス・ホヤックとアドリアン・ズルブルグにとって、タイムはもっと深い意味を持ちます。
2022年7月、二人は、アイガー、メンヒ、ユングフラウを連続登頂するクラシックなアルペンルート「スイス・スカイライン」を13時間8分という新記録で走破しました。三つの4,000m峰に挑む際、主な焦点はスピードでした。この標高差4,780m以上のルートを踏破するのに、普通の登山家では5日ほどかかるところ、ホヤックとズルブルグは約半日で成し遂げたのです。

このルートと似たルートを2017年にアルプス三大北壁の最速登頂記録を持つウーリー・ステックが挑みましたが、その時でも16時間10分かかりました。
極限に挑む者は、限界を意識する必要があります。ファスト・マウンテニアリングのようなリスクの高いスポーツでは、一つのミスが命取りとなります。だからこそニコラス・ホヤックとアドリアン・ズルブルグは、常に自分たちに問いかけることが重要だと理解しています。「限界はどこにあるのか? そして、それを見つけるためにどれだけのリスクを冒す覚悟があるのか?」と。
限界を知り 挑戦することは、私たちに時間の重要性を教えてくれます。計画や目標を追求し、意識的に生きることがいかに重要か、ということも感じるでしょう。たとえそれが時にリスクを伴うとしても。

なぜなら最終的には、時間こそが私たちが持っている全てなのですから。
 
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