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12月16日(土)に八ヶ岳・赤岳鉱泉にて安全登山の啓蒙活動イベント「MAMMUT NIGHT」が開催されました。

MAMMUT NIGHTは、赤岳鉱泉に宿泊・テント泊をしている方を対象に行う安全登山の啓蒙活動です。今回は「山岳ガイドと山岳医が教える気を付けるべき山のリスク」というをテーマに、山岳ガイドの笹倉ガイドには、八ケ岳エリアの基本的な冬の気象状況に合わせた、最適な衣服の紹介や、衣服の着こなし方などを教えていただきました。

山岳医である市川先生には実際の症例を紹介していただきながら、どのように対処したら良いのかを発症前、後など具体的に教えていただきました。また、Q&Aでは「山のお悩み相談」も行われ、会場からは様々な質問が飛び出し、大盛り上がりのアットホームなイベントとなりました。

「MAMMUT NIGHT」にご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。

以下、「深堀り」
山岳ガイドの笹倉さんのお話では、八ケ岳の樹林帯エリアとアルパインエリア(岩稜帯エリア)の気温や風速などの状況によって、どれぐらい体感温度がどれぐらい異なるのかなどを具体的に数字で示しながら、そういった環境変化に対応するための装備の重要性などの話をしていただきました。

特に、冬山においては行動中になるべく汗をかかないように、こまめにレイヤリングをマネージメントとすることでリスクを減らすことができることを、実際のマムートプロダクトを使いながら分かりやすく説明してくれました。
山岳医の市川先生のお話では、冬山で起きる可能性の高い「凍傷」と「低体温症」の実例を参考にして、どのような状況で発症しやすいのか、その予防や対処方法などを教えて頂きました。

八ケ岳山域だと、仕事が終わった後に寝ないで運転を行い、車で仮眠し、朝食や水分を取らずに山登りを始める方も多く、睡眠や食事をしっかりと取った方に比べると凍傷や低体温症を発症するケースが多いことを説明していただき、適切な睡眠と食事の重要性を改めて学ぶことができました。

お二人の話に共通して言えるのが、夏靴で冬山を登りに来ていたり、グローブの保温性が低いなど、装備の不備や装備の選択ミスなどが、病気やケガ、事故の引き金になっている事が多いことです。笹倉ガイド、市川先生共に適切な装備を準備すること、選択することの重要性に関してお話がありました。
最後にはQ&Aのセッションが設けられ、凍傷にまつわる話から登山中にどうやったら足が攣らないかなど、様々な質問があり、安全登山に対する意識の高さが伺えました。

夏山に比べて一つのミスが大きなケガや事故に繋がる可能性がある冬山についての知識を広げることで、より楽しい登山になりますように、マムートは今後も様々な形で皆様をサポートしていきたいと思います。
 
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